見落とされがちな、
企業と社会の大きな課題「職業病」
業務や環境が体の不調の原因に
職業病とは仕事が原因となる心身の不調のことで、重い物の持ち運びによる腰痛、長時間の事務仕事による眼精疲労や頭痛、心の不調などのことを指します。実際腰痛においては、経済損失が3兆円と言われ、大きな社会問題になっています。
- Data
- 日本全体の経済損失は年間3兆円
- Note
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「痛み=個人の問題」
という誤った認識が、
対応の遅れを生む
これほど大きな損失につながるにもかかわらず、痛みに対して具体的な改善策を講じる企業が少ないのはなぜでしょうか。その理由の一つに、痛みは“個人差が大きい”ことと、“本人にしか深刻さがわからない”ことがあります。そのため、上司に「痛い」と相談しづらく、我慢しながら働き続ける状況が生まれやすくなります。
我慢は業務スピードの低下を招き、 その状態が続くことでモチベーションも徐々に低下していきます。 さらに我慢の限界を迎えると、通院による欠勤が増え、 改善されない場合には転職による離職につながる可能性があります。

- Note
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痛みの我慢は、
業務の「効率」と「精度」を
確実に下げる
痛みは動作そのものを阻害します。
スポーツの例がわかりやすいかもしれません。
・膝が痛ければ、全力で走れない
・肩が痛ければ、正確に投げられない
同様に企業の現場でも、作業スピードの低下や精度の低下を招きます。
さらに問題なのは、“痛み”が集中力の低下にも直結する点です。
とくに建設業や製造業など安全性が求められる業種では、怪我・事故による労災のリスクを高め、損害補償などの金銭的損害だけでなく、他社からの信頼低下という損失を及ぼす可能性があります。

- Data
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厚生労働省の「職場における労働災害防止対策のガイドライン」や、建設業労働災害防止協会の報告では、次のような点が指摘されています。
- ・転倒災害の主要因の一つに「身体の硬さ・筋力低下・痛みによる可動域制限」が挙げられている
- ・予防策として、作業前ストレッチや柔軟性向上の取り組みが推奨されている
- Note
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理解されない「痛み」は
痛みそのもの以上につらい
職場で“痛み”への理解が進まなければ、従業員は「自分だけが苦しんでいる」「誰にも理解されていない」という孤独感を抱えることになります。この孤独感は、エンゲージメントを大きく低下させる要因の一つです。このような状態で何ヶ月、何年も働き続ければ、モチベーションは高まらず、業務はただのルーティンワークとなり、生産性も低下してしまいます。

職業病を回避・改善させることで、
生産性とエンゲージメントが大きく向上。
痛みが原因の離職・欠勤も防止します。
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離職による損失(採用から1年で早期離職した場合)として、新卒657万円、中途採用774万円という試算があります。
※内訳…採用コスト+教育コスト+人件費・福利厚生+生産性低下・機会損失




